Top Page > テクニカル指標解説 > 移動平均線 > 指数平滑移動平均線 (Exponential Moving Average、EMA)

指数平滑移動平均線 (Exponential Moving Average、EMA)

1. 目的

単純移動平均線が一定の期間内の値を単純に平均するだけなのに対して、指数平滑移動平均線は「株価とは、過去(これまでの株価)の積み重ねである」という思想の元、過去の全ての値に対して重み付け(重要度付け)をしてから、指定した期間内の平均値を求める指標です。

極端な遅効性指標である単純移動平均線の欠点を補うために開発されたこの指標は、MACDの計算などにも使われる現在ではとても重要な指標の1つとなっています。

スポンサーリンク


2. 使い方

単純移動平均線の欄を参照ください。

>> 単純移動平均線


3. 計算式

※四則演算記号は以下としています。
足し算:+
引き算:-
掛け算:*
割り算:/

(1) 平滑定数αを求める。

α = 2 / (n + 1)

(2) 指数平滑移動平均を求める。

1日目 = n日単純移動平均
2日目以降 = 前日の移動平均値 + {α * (当日終値 - 前日の移動平均値)}


4. その他

同じように期間毎の株価に重み付けをして平均値を求める指標に、加重移動平均線というものがあります。

>> 加重移動平均線

この2つの指標の違いは、過去の値を完全に切り捨てるか否かにあります。

加重移動平均線の場合はある一定の期間内のデータに対して重み付けを行って計算をするだけで、その一定の期間の外側のデータについては完全に切り捨てて(考慮していない)います。

しかし指数平滑移動平均線の場合は、計算式に「前日の移動平均値」を使用することで、過去の全てのデータに対して重み付けを行なっているのです。

理解が難しい方のために説明をすると、指数平滑移動平均の場合、前日の移動平均値の計算には前々日の移動平均値が使用されていますよね。

その前々日の移動平均値には前々々日の移動平均値が・・・といったように、必ず1日前の値が計算に使われています。

計算に使われているということは、現在の値に対して多少なりとも影響を及ぼしている(=全てのデータを使用している)ということです。


図で見ると一目瞭然で、左が加重移動平均線のグラフ、右が指数平滑移動平均線のグラフです。

加重移動平均線の重み付け指数平滑移動平均の重み付け
加重移動平均線_重み付けグラフ指数平滑移動平均線_重み付けグラフ
※図はWikipedia - 移動平均より引用

似たような発想の元で使用される両指標ですが、細部にはこのような違いがあるということです。

スポンサーリンク




Comment

非公開コメント

スポンサーリンク


検索フォーム
最新記事
カテゴリ
プロフィール

フイロン

Author:フイロン
資金を本業に集中させるため、現在トレードは無期限休止中です。


  • 勝率40%のスイングトレーダーです。

  • 板が厚く、重く、しっかりとした値動きの銘柄のみ取り扱います。

  • 順張りがメインスタイルです。今のところ逆張りはしません。

  • エントリー後の保有期間は、最短1日から最長死ぬまでです。トレンドが続く限りは保有し続けます。

  • レンジ相場では連戦連敗です。トレンド相場でのみ利益を出します。

  • 利益率(変動率)が30%以上の時もザラにあります。その分勝率が落ちてます。徹底的な損小利大です。

  • 裁量トレードは一切行いません。ですので損切り、利確はためらいません。

最新コメント
リンク

▼相互リンクを受け付けております。
>>当ブログとの相互リンクについて