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損切りは共通の基準を設けるべきではない

初心者はよく、パーセンテージで考えてしまう。

例えば「買値より5%下がったらロスカット」のように、ルールを明確化、可視化するために数値の基準を設ける方は多いです。

確かにこれなら計算も楽ですし、初心者でも運用できる気がします。事実、私も以前は利食い・損切りはそれぞれ何%ぐらいが丁度いいのだろうと、よく頭を悩ませていました。

ただ、そもそもこのような基準を設けること自体が間違いだと言ったら、どう思いますか?

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値幅のある銘柄と、そうでない銘柄。

広く市場を見渡せば、値動きのある銘柄と、ほとんど値が動かない銘柄があることに気付くと思います。

また値幅に大差が無くとも、中長期的にキレイなジグザグを描いて推移する銘柄もあれば、ギャップアップ/ダウンばかりの歪なチャートを描く銘柄など、値動きというのはまさに十人十色、銘柄ごとに特徴があるものです。

例えば、動く時は10%ぐらいは軽く動く銘柄Aと、どんな時でも殆ど値が動かない銘柄Bがあった場合、この2つの銘柄に先の「買値より5%下がったらロスカット」というルールは通用するでしょうか。

恐らく通用しないのではないでしょうか。

銘柄Aであれば、運が悪ければ早々にロスカットでしょうし、銘柄Bでは逆に、含み損を抱えたままダラダラと持ちすぎてしまうかもしれません。

そして、後にチャートを見直した時に次のように思うのです。

「銘柄A、もしこの時7%まで我慢してたら、損切りせずにそのまま爆騰してた」
「銘柄B、結局1ヶ月も保有してたけど、値動きが殆ど無くて投資資金を眠らせただけだった」



ルールというのは相場にマッチさせるべき。

そんなことを言っても、売買ルールを作るためにはエントリー/イグジットの基準を数値化しなければなりません。

では、どうやって数値化するかなのですが、初心者がやってしまいがちなのが「自分本位のルール作り」です。

例えば先の5%ロスカットルールですが、何故このようなルールになったか、果たして明確な理由が存在するでしょうか。

「数々のシミュレーションの結果、これが最適な値だった」と仰る方もいらっしゃるでしょうが、恐らく大半の方が「何となく、キリの良い数字だったから」というように答えるのではないでしょうか。

何となく、自分が心地よく思えたからその数字にした、というのはルールとしては不完全です。

相場にマッチさせるということは、先の例で言えば、「銘柄Aは値動きが激しいから10%まで」「銘柄Bは値動きが殆どないから3%まで」のように、それぞれに対して最適になるようにチューニングをする必要があるということです。

これなら相場本位の売買ルールとなります。


それでも、ロスカットできないよりはマシ。

これを言ってしまうと身も蓋もないのですが、例え自分本位のルールだったとしてもロスカットできないよりは、できた方が100倍マシです。

ただ、自分本位のルールでは長く戦い続けることは、恐らく難しいでしょう。

できるだけ早い段階で、それぞれの銘柄に合わせたトレードルールを確立することが重要です。

そのためには、それ相応の時間、労力がかかることは言うまでもありませんが・・・。

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